2011年7月17日日曜日

Mac OS X 10.6 Snow Leopard に CaboCha をインストールする

UTF-8 + MeCab 版 Cabocha をダウンロードするのに凄く手間取ったので、 その方法をメモします。今回対象とするのは、 CaboCha 0.60 pre4 です。 因みに、 EUC 版の昔の CaboCha であれば MacPorts から簡単にダウンロードできます。

CaboCha のインストールに必要なモノは以下になります。

  • MeCab
  • TinySVM
  • YamCha
  • CRF++
  • CaboCha 0.60 pre4

MeCab については、 ネット上で他の方々がインストールの仕方を紹介していますので、今回は割愛します。

次に、 TinySVM と YamCha ですが、この 2 つは、MacPorts からダウンロードします。 理由は、その方が楽なのと、 TinySVM の configure で詰まってしまったためです。 それぞれ以下のコマンドでインストールできます。

% sudo  port install [TinySVM | YamCha]

CRF++ は、sourceforge の、 crfpp フォルダ以下の 0.54 フォルダ内にある「CRF++-0.54.tar.gz(809 KB)」を ダウンロードします。 トップページでダウンロード出来るのは、 Windows 版なので気をつけてください。 ダウンロードできたら、「CRF++-0.54」フォルダ内で以下のコマンドを入力すれば、 インストール出来ます。


% ./configure 
% make
% sudo make instal

最後に、 CaboCha のインストールです。 CaboCha で検索して最初に出てくる公式ページは 2005 年で更新が止まっており、 0.60 は配布されていません。 このため 0.60 は、 sourceforge からダウンロードします。

ダウンロードをしたら、configure と make コマンドでインストールするのですが、 普通に configure をしただけでは上手くインストール出来ません。 この問題については、 ytaki43 さんのブログ に、解決策と共に詳しく書かれています。 結果として、以下のコマンドを入力すれば、問題なく インストールが出来るはずです。


% LIBS=-liconv ./configure --with-charset=UTF8
% make
% sudo make install

もし、インストールが上手くいけば、ターミナルで 「cabocha」と入力すれば、 CaboCha が起動するはずです。 適当な文章を入力すれば、 CaboCha が係り受けをした結果を返してくれるはずです。


% cabocha
クロールで泳いでいる彼女を撮った。
クロールで-D    
  泳いでいる-D  
        彼女を-D
        撮った。
EOS
海岸で泳いでいる彼女を撮った。
    海岸で-D    
  泳いでいる-D  
        彼女を-D
        撮った。
EOS

以上、簡単ではありますが、 CaboCha 0.60 pre4 をインストールする方法を説明しました。

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